東京藝術大学大学院入試…祝合格!! 秋風が吹くと、あの頃を思い出す。
今、丁度、東京藝術大学では、 大学院の入試を行っています。 私もはるか昔に受験しましたが、 肉体的にも精神的にもかなりきつい試験です。 私は、一浪して合格しましたが、 二度と受けたくないですね。 秋風が吹くと、あの頃を思い出します。 私達の時代の藝大は、 就職課というものがなく、 ※現在はできたそうです。 大学を卒業したら、 「さあ、これから大変だよ、 自分で道を切り開いて、 頑張ってね!」 みたいな感じで、 大学から送り出されました。 10年位前に学長が雑誌で、 「彼らは、芸術という職業に 就職するのです!!」 と言っていました。 確かにその通りですが、 人生そんなに甘いものではありません。 声楽科の先輩たちは卒業と同時に、 神隠しにあったように どこかに消えていきました。 サバイバルゲームの始まりです。 自分で自分を宣伝し、 一から人間関係を作り、 仕事をいただき、 その仕事をしっかり行う事により、 信用を得ていきます。 その積み重ねです。 泳ぎ続けないと沈んでいきます。 もちろん財力のある人もいますので、 泳いでいる横を豪華客船やボートで 進んでいく人もいます。 これに関しては、 どの分野も同じでしょう。 ほとんどの人には当てはまりません。 バイオリン科とかピアノ科の方は、 大学に入った時点で、 コンクールに入賞していて、 仕事をしている人もいるのですが、 声楽の場合、 卒業の時点では、 まだ、声が育ってはいませんから、 コンクールに入賞するのは、 今の時代、30歳くらいからになります。 演奏家になりたい人は、 20代は、仕事中心というよりは、 レッスンに通い続け、 声や音楽づくりに費やします。 そのため、大学院に合格すると、 もう2年から3年の間、 大学を利用して勉強ができますし、 身分も保証されますから、 受験する人が多いのです。 浪人生もたくさんいます。 もちろん、留学をする人もいますが、 親の援助がないとできないですよね。 ☆今、プライベートの生徒が一人、 大学院を受験しています。 自分に負けないで、 頑張ってもらいたいと思っています。 ☆無事に大学院に合格しました。 来年度から、大学でもしっかりと 勉強をしてもらいたいと思います。 それから、新型コロナウイルスの影響で、 今年の公演がすべて中止になり、 たっぷりと時間ができたため、 ヴォイストレーニングの Webサイトを立ち上げましたが、 今まで通りの忙しい活動に戻るのには、 まだまだ時間が掛かりそうですので、 今年指導するはずだった 「第九」についても、合唱の練習方法を 少しずつまとめてみようと思います。 楽しいヴォイストレーニング実践編も 自分が経験してきたことに対しての 整理になるかと思いますので、 こちらもまとめていくつもりです。 基本的には、 楽しいヴォイストレーニング 10の発声方法から、 気に入った練習方法を続ければ、 それだけでも楽になってくると思います。 なんでもそうですが、 続けられるかどうかが鍵です。 日々の努力が必要です。 日々のつぶやき 目次
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