No.1 声を楽器として考える バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一
声を楽器として考える 学生さんで声に合っていない曲を 良く歌っている方がいますが、 あまり喉のために良くないので お勧めしません。 どうしても歌いたそうな生徒には、 私はこう説明します。 自分を楽器に置き換えて考えてください。 バイオリンでチェロの音が出ますか? どんなに憧れても チェロの音を出すことはできません。 バイオリンが、 バイオリンの為に書かれた曲を弾いた時、 初めて、一番良い演奏ができます。 自分が何の楽器かを知ることです。 そして、その楽器の一番良い音を求め、 テクニックをつけることに エネルギーを注ぐべきだと思います。 人間の声は、年齢とともに 身体という楽器が変わってきます。 それにより 声も変わってくるわけですから、 その変化にも ついて行かなければなりません。 声を大切に扱い、 焦らずに 育てていくべきだと思っています。 この話は、声楽家を目指す人への アドバイスです。 ただし、趣味でやっている方の場合は、 あまり窮屈に考えず、 好きな曲を心置きなく、 歌っていけば良いと思っています。 もちろん喉が痛いようでしたら やめた方がよいと思いますが…。 アドバイス 目次
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