感動の第九 チャリティー公演の軌跡 バリトン歌手 佐野正一

目次

感動の第九 チャリティー公演の軌跡

1995年から始まったチャリティー公演
『感動の第九』
(第2回よりソリストとして参加)

NYのカーネギーホールから始まり、
ウィーンの楽友協会を始め、
プラハのスメタナホール等、
ヨーロッパの各地で演奏しました。

本当に多くの方々との出会い、
たくさんの思い出を頂きました。

一緒に演奏した懐かしい方が
いらっしゃるかもしれませんので、
簡単にまとめてみました。

ニューヨーク カーネギーホール 1996年~2001年 毎年、計5公演

Carnegie Hall
★第2回~第6回 (計5公演)
チャリティー公演『感動の第九』
1996年12月~2001年2月 
NY Carnegie Hall

日米の大合唱団を編成しての
迫力ある「第九」演奏会。

満員のお客様の暖かい拍手と
初めて体験した
スタンディングオベーションに
感動しました。

ニューヨークでのホワイトクリスマス、
ハドソン川のクルージングでの
打ち上げパーティー。

ブロードウェイミュージカルや
メトロポリタン歌劇場に行き、

夢の世界を満喫しました。

オーストリア ウィーン楽友協会公演 2002年、2003年、2008年

Wiener Musikverein
7回「感動の第九」より
ヨーロッパでの公演になりました。

Wiener Musikverein
(ウィーン楽友協会)では、
第7回、第8回、第13回公演に
出演しました。

満員のお客様の中、
黄金に輝く素晴らしいホールでの演奏は、
とても気持ちの良いものでした。

続きの裏話はこちら

チェコ プラハ市民会館 スメタナホール 2004年 2012年

Obecní dům (Municipal House)
スメタナホールでの
第9回、第17回「感動の第九」は、
2004年と2012年に行いました。

特に2012年の公演では、
有名なプラハ交響楽団と
共演することができました。

プラハは、ヨーロッパの京都と
いわれるくらい素敵な街です。

公演後、街の散策をし、
「フィガロの結婚」の人形劇を観て、
ソリストたちと笑い転げました。

ブタペスト リスト音楽院ホール 2007年

Liszt Ferenc Zeneművészeti Egyetem
ハンガリー公演
第12回「感動の第九」

ハンガリーの首都ブタペストにある
リスト音楽院内のホールでの公演は、

世界的に有名なカンテムス混声合唱団と
修学旅行中の日本の高校生合流し、
行われました。

チケットも完売。
満員のお客様の中、
幕が上がりました。

音響も素晴らしく、
とても素敵なホールでしたので、
心地よく歌わせて頂きました。

舞台上からお客さんを見ると、
第九のメロディーを楽しそうに
口ずさんでいる方が
たくさんいらっしゃいました。

とても一体感を感じました。

演奏終了後、拍手が鳴りやまず、
何度もカーテンコールをしたのですが、

この瞬間を味わうと、
また頑張って歌っていこうという、
励みになります。

今回の「感動の第九」も、
音楽を通じ両国の文化交流と
国際親善に貢献し、

コンサートの収益の一部を
基金として寄付しました。

この様な意義のある演奏会に、
関われた事に感謝しています。

幸せな仕事です。

ホールロビーでの打ち上げ後、
私達ソリストだけで、

ルームサービスを取って、
簡単な打ち上げをしました。

みんな、本番の責任を終え、
リラックスして、
楽しく盛り上がりました。

翌日は観光しながら、
バスでのウィーンへ移動でしたが、

大量にアドレナリンを出した
次の日でしたので、身体はだるく、

半分眠りながらの観光と
なってしまいました。

エストニア タリン エストニア劇場コンサートホール 2009年

Estonian National Opera
エストニア公演 
第14回「感動の第九」

エストニアはバルト三国の一つで、
私達はフィンランドのヘルシンキ経由で、
首都タリンへ向かいました。

ヘルシンキの乗り換え時に感じたことは、
北欧の皆さんとても背が高く、
そして、空港は静かでした。

日本同様、
ヨーロッパも北側と南側で、
かなり人の性格が違うようです。

イタリアのマルペンサ空港は、
とても騒がしかった記憶があります。


第九の練習風景が、
エストアのTVニュースで
取り上げられた事もあり、
お客も満員。

市民レベルでの交流を兼ねた、
エストニアでの『感動の第九』は、
盛大に終わりました。

エストニア在住の日本人も
ほとんど来て下さったそうです。

スウェーデン・ストックホルム コンサートフーセット大ホール 2010年

Stockholm Concert Hall
スウェーデンのストックホルムで、
第15回「感動の第九」の公演に
出演しました。

演奏会場は、
ノーベル賞の授与式が行われる
コンサートフーセット大ホールで、
とても素敵なホールでした。

お客さまも満員で、
大変に盛り上がりました。

お話の続きは、こちら。

ドイツ・ベルリン カイザーヴィルヘルム記念協会 2011年

Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche
ベルリン公演 第16回「感動の第九」での、
演奏会場は、
いつもの様なホールではなく、

Kaiser-Wilhelm-Gedachtnis-Kirche 
(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)
で行われました。

ベルリン大空襲で破壊され、
最低限の修復を施した上で
崩れたままの姿で保存され、
(旧教会堂と新教会塔の写真)

広島の原爆ドームと同様に、
平和の象徴として、

ベルリンの空襲の悲惨さを
伝えているそうです。

演奏会は、
新教会塔の教会の中で行われ、

今迄、見た事がない、
美しいステンドグラスの配置に、
感動しました。

この様な素敵な会場で、
演奏ができて幸せでした。


「感動の第九」は、
チャリティーコンサートで、

収益の一部を現地の団体に、
いつもお渡ししているのですが、

この年は、東日本大震災の年で、
教会側から日本の被災地にと、
お渡しした収益を、
そのまま寄付していただきました。

ドイツ・ドレスデン シャウシュピールハウス 2006年

Schauspielhaus Dresden
ドレスデン公演 第11回「感動の第九」

ドレスデンでの「感動の第九」は、
2月の公演だったため、さすがに寒く、
完全防寒で街を歩きました。

ゼンパー・オパー(オペラ劇場)や
フラウエン教会、ツヴィンガー宮殿など、
街の名所はとても美しかったのですが、

歴史的には、

第二次大戦の最後に、
イギリス軍の空襲を受け、
全壊してしまった街で、

たくさん人も亡くなったそうです。

その瓦礫を使いながら、修復され、
昔の趣を残していました。

旧東ドイツでもありますから、
派手な感じの街ではなく、

物悲しい雰囲気が感じられる街でした。


本番当日は、朝早く目が覚め、
ホテルの窓から外の広場を見ると
一面の雪に街は覆われていました。

その後、雪はやみ、午後のGP後、
夜は、待望の演奏会となりました。

こちらのシャウシュピールハウスも
とても素晴らしいホールで、
別世界に来たような感じでした。

ドイツ・コブレンツ ラインモーゼルホール 2005年

Rhein-Mosel-Halle
ドイツのコブレンツ公演
第10回「感動の第九」

コブレンツは、
ライン川とモーゼル川の
合流する場所にある街で、

絵本に出てくるような、
懐かしい建物がたくさんあります。

時間がゆっくりと進むため、
とてもリラックスして
過ごすことができました。

ソリストのメンバーで川沿いを
のんびりと散歩をしたのですが、

天候も良く、
暖かい春の日を浴びながら、

忙しい東京の日々を忘れ、
贅沢な時間を過ごしました。


演奏会は、
地元のオーケストラ及び合唱団と

東京からの合唱(100人)の
合同の演奏会でしたが、

演奏終了後、
スタンディングオベーションを受け、
この場にいることに感謝しました。


翌日、ライン川をクルーズ船で
古城やローレライの岩を見ながら、
美しい川沿いを下りました。

私だけでなく、
マエストロと他のソリストも同様に、

本番の責任を終えた安堵感のせいか、
みんな軟らかい表情になっていました。

素敵な時間でした。

ベトナム ハノイオペラハウス 2015年

NHÀ HÁT LỚN HÀ NỘI (HANOI OPERA HOUSE)
第19回「感動の第九」 ハノイ公演

NYのカーネギーホールから始まり、
その後ヨーロッパをまわってきた

「感動の第九」が、
初めて、アジアで公演しました。

ハノイでの「感動の第九」は、

日本からの合唱団、
現地在住の日本人合唱団、
アカデミーの生徒さん達、

ソリストのソプラノとアルトは、
アカデミーの先生という形で
構成されました。

この「第九」混合合唱団は、

最初はなかなか声が
合わなかったのですが、
練習ごとに良くなり、

本番はとても素敵なハーモニーを
奏でていました。

このホールは、
1911年に建てられたオペラハウスで、
馬蹄形の装飾に彩られた
素敵なホールでした。

お話の続きは、こちら。

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