No.4「感動の第九」スウェーデン公演 バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

「感動の第九」スウェーデン公演の思い出

スウェーデンのストックホルムで、
「感動の第九」の公演に出演しました。

演奏会場は、
ノーベル賞の授与式が行われる
コンサートフーセット大ホールで、
とても素敵なホールでした。


ストックホルムは、
私たちが到着する前の週は、
最低気温-20度、

私たちがいる間は、
最低気温-10度と
それでも暖かい方だったそうですが、

私にとってはとても寒かったです。


ウィーン経由で、
ストックホルムの空港に到着。

しかし、私たちを含め、
10人の荷物が出てこず、

ポーターの方が、
こんなことは珍しいと言って、

ロストバゲージのカウンターに行き、
荷物の追跡をしてくれました。

10数年前のアテネへの旅行以来の
ロストバゲージかなと思いましたが、

急に荷物のカウンターが動き出し、
残りの荷物が出てきました。

荷物がないと辛いので、
みんなでホッとしました。


町には、あちらこちらに、
セブンイレブンの看板がありました。

看板は一緒ですが、
中身は日本のセブンイレブンとは
かなり違っていました。

買い物をしましたが、
日本より物価が高かったです。
税金が25%だそうです。

国民の90%がマンションに住んで、
5件に1件が水辺に、
セカンドハウスを持ち、

週末はそこで生活する
と言っていました。


スウェーデンでは
「サムボ法-Sambolagen」 と呼ばれる
同棲の制度が確立されているようで、
色々な面で、日本とは違うようです。

スウェーデンの「サムボ法」について、
現地の人に尋ねましたら、

スウェーデンは小さい国なので、
若者がいなくなると、
国力が落ちてしまう、

そのために、
たくさん子供を産んでもらうことが
必要なので、

結婚という縛りのない、
同棲を推奨し、

子供を産んだ後、二人が別れても、
国がちゃんと育てるので、
どんどん産んでください、

というような感じだそうです。

結婚との違いは、
遺産相続位かな、
と言っていました。

大学まで、学費はいらない様です。

そのために、税金が高いとのことでした。

色々な考え方、価値観があります。
世界は広いです。


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