コロナ禍での合唱団の活動 バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

コロナ禍での合唱団の活動

コロナ禍で、どの合唱団も活動を制限され、
大変な事になっていることと思います。

私も合唱団指導していますので、
他人事ではありません。

Top ①問題点 ②解決方法(妥協案です) ③オンラインでの練習の問題点 ④解決方法(妥協案です) ⑤今後について
考えていきたいと思います。
①問題点 a.密になりやすい b.声を使うので飛沫が飛びやすい c.施設側からの拒否 d.参加可の人と不参加の人に分かれる

②解決方法(妥協案です) a.・広い練習会場を使用する。  ・前半組と後半組に分け、   一回の人数を減らす。  ・各週に組分けをし、一回の人数を減らす。
  b.・マスクの使用   お勧め   ・歌えるマスク
    (楽だそうです。
    東京混声推薦の奥山のマスクは、
    すごい値段になっていました。
    下記に張ったのものは、
    別のお店のものですが、
    購入して試してみます。)
  ・ピッタマスク(息が吸える)   ・3Dインナーマスクの使用(口紅がつかない)   ・口元シールド(大きな飛沫は防止)  ・手洗いの徹底  ・小まめな換気
  可能なら、ドアや窓を開けたままにする。  ・ソーシャルディスタンスを取る  ・歌う向きの工夫
c.・10月に入り、合唱団使用OKの   都内の公共施設も増えてきました。  ・まだの地域は、待つしかありません。  ・公共施設以外を使う。
d.人によって、コロナに対する受け止め方に  違いがあります。  歌いたいのに歌えなくて  ストレスが溜まっている方もいますし、  年齢が高かったり、持病を持っていて、  心配で参加できない方もいます。    立場が違うと考え方が違ってきます。  無理強いをすると  人間関係が壊れてしまいます。  デリケートな問題ですので、  尊重しあいましょう。  
③オンラインでの練習について 非常事態宣言の頃は、 まったく機能していなかった合唱団ですが、 その後、オンラインで行う合唱団も、 数は少ないですが、出てきました。 ただし、ここでも問題点が山積みでした。 a.タブレットやPCがない。(スマホのみ)
b.Zoom等の使い方がわからない。
c.Wifi環境がない。
d.発信者と受信者ともに、  音を出せる環境が整わなければなりません。
 旦那さんが在宅ワークをしている。  近所に音が漏れてしまう。
e.どうしても時間のずれが出来る為、  同時で練習するのが難しい。
④解決方法(妥協案です) a.大きい画面で見たい場合は、  購入するしかありません。
b.勉強するしかありません。
c.ネット環境を整えるしかありませんが、  無線で行う場合、多くの人が使用する為、  ネットが切れることが多くありました。  有線でPCに繋ぐと切れにくくなります。
d.音が出せる環境(カラオケ店等)に行き、  オンライン指導を受ける。
e.指導側が和音を弾いて、その中で歌う。  オンライン上に、クラウドを作り、  そこに音源や楽譜を上げ、  それを聴いて歌ってもらう。  これは、集団では難しいので、  個人レッスン向けです。
⑤今後について まだ、収束まで時間が掛かりそうですので、 コロナと共存していくしかありません。 私としては、活動をしたい団体に関しては、 上記の解決方法(妥協案ですが)を行いながら、 対応していきますし、 休みたい合唱団は、休んでいただく 様にしています。 無理強いは絶対にしません。
そして、毎週、クラウドに音源などを上げ、 聴いて自習してもらうことにしています。 (聴いていない方もいるかもしれませんが、  サービスですので、自由です。) ただ、合唱指導者(特に若手)にとっては、 このまま活動を止めたままでいると、 経済的な危機にさらされてしまい、 とんでもないことになってしまいます。 月一回とかでも活動をしていけると 生活も助かるのではないかと思います。 みんな苦しい時代です。 助け合って頑張っていきましょう。



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この記事を書いた人

コロナウイルス禍の中、
発声方法を中心にしたサイトを
立ち上げました。

こんな時期ですから、
独学でできる歌の勉強を
してみませんか?

長年の経験を生かし、
全力で応援します。