よくある質問 1 (No.1~No.5) バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

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よくある質問 1 (No.1 ~ No.5)

No.1 声量をアップしたいのですが?

声量をアップしたいのですが?
声量をアップしようと、
力んだり吠えてしまっては逆効果です。

身体は楽器であるということを
ちゃんと認識し、響きを増やし、
それを息で送り、
フレーズを作ることを大事にするべきです。

響きを増やすためには、
鼻腔(鼻の後ろにある空洞)
副鼻腔(鼻の回りの小さな空洞)
口腔(口の中の空洞)などや、
頭や胸の骨を良く響かせることです。

そのためには、余分な力みを取り、
骨以外に
硬いところを極力作らないことです。

音は硬いところに響きます。

舌根が硬くなれば、
そこに響いてしまい、
響きが減ってしまうのです。

ですから、舌根などの障害をなくし、
響きを息の流れで運ぶと
フレーズを作りやすくなります。

息の流すためには支えが大事ですが、
これには、Zの練習が効果的です。

声量を上げるためには
響きを増やすことです。

それに焦点を絞っていけば、
結果的に
声量がアップしていくと思います。


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No.2 声がこもるのですが

声がこもるのですが
音は、硬いところや、
空洞に良く響きます。

人間の身体ですと、

鼻の周辺の副鼻腔や、
口の中、胸郭などが
響きやすいと思います。

しかし、口の中や
舌、顎などを固めると

そこに音が響いてしまい、
声の品質が落ちていきます。

特に、舌や口の中に力みが生じると、
こもった声になります。

この部分を色々な体操をして、
ゆるめていく必要があります。

また、外国人のように、
舌がLはかならずLの位置、
Vは必ずVの位置というように

子音が同じ場所に来ないと
口の中の空洞を保てなくなり、
声をこもらす原因の一つとなります。

外国人になった感じで発音して歌うと、
こもりにくくなります。


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No. 3 喉が疲れるのですが

喉が疲れるのですが
まず、舌根と顎を固めている
という事が考えられます。

日本語は、
子音と母音の分離がない、
世界でも珍しい言語で、

顎と舌根で支えて(固めて)話します。

ほとんどの外国語は、
子音と母音が分離しており、

子音を舌、唇、歯などを使って
発音しています。

ですから、日本人より喉が解放され、
声が出しやすいのです。

私はいつも教える時に、

まず第一に
この舌根の力を抜く訓練をさせます。

Zなどの発声法で、
この舌根の力を抜いていきます。

また、この方法で歌うことにより、
自然にお腹の使い方も訓練されます。

それから、
下顎を左右に動かしながら発声をすると
少しずつ顎の力が抜けてきます。

喉と顎が解放された分だけ、
疲労も減ってきます。


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No.4 大きい声を出そうとすると身体が固くなってしまいます。

大きい声を出そうとすると
身体が固くなってしまいます。
改善方法はありますか?
まず、身体に柔軟性を作るには、
呼吸を混ぜた体操、ヨガなどが
お勧めです。

ちなみに私は、

野口体操、
こんにゃく体操、
骨ストレッチ

を取り入れています。

たとえば、仰向けに寝て、足の指、
足の甲、足の裏、足首の順で、
順番に頭の先まで力を入れて行き、

また、逆に頭の先から、足の指まで、
力をゆっくり順に追って緩めていくと
リラックスを感じる事ができます。

できましたら、毎日やると、
自然に緩んだ身体を得る事ができます。

胸を上下に動かしたり、
前屈をして、
身体を揺らしながらして歌っても
緩んできます。

後は、精神的に頑張りすぎない事です。

意志の力で何とかしようとすると、
必ず、身体が硬くなってしまいます。

気楽に歌っていって下さい。


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No.5 シルバーの合唱団でもヴォイストレーニングは有効に機能しますか?

シルバーの合唱団でも
ヴォイストレーニングは
有効に機能しますか?
シルバー合唱団でも
ヴォイストレーニング効果は
もちろんあります。

しかし、筋肉の問題がありますので、
若い人のような力強い声を求めるのではなく、

年齢に合わせた
無理のない声を求めていくのが
良いと思います。

私が指導している
年齢層の高い合唱団の方々は、
若い時の様に力んで声を出せないため、
かえって発声が良くなり、
歌を歌う事が楽しくなっているそうです。

身体をほぐす体操をしてから、
歌うだけでも声が出るようになります。

声を出すためには、
身体をリラックスさせ、
必要な筋肉を使い続ける続ける
大事です。

是非、「楽しいヴォイストレーニング」
を試してみて下さい。


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ドイツ コブレンツの休日
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