No.17 意識のスピード バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

No.17 意識のスピード

昔に比べて世の中のテンポが速くなり、
知らず知らずのうちに、
私達の意識のスピードが速くなっています。


声を出すためには、
息を流さなければいけませんが、

意識のスピードが上がり、
息のスピードも上がると、
高音が出しやすくなってきます。

(ただし、慌てているような状態とは
違います。

その状態ですと、
逆に、呼吸と支えが浅くなってしまい、
喉が上がり、声は出ません。)


逆に、中低音を出す場合には、
息のスピードが速すぎると、
上手く声帯が鳴らなくなります。


意識をゆっくり動かし、
息もゆっくり流した方が、

声帯もちゃんと鳴り、
息も続きます。


音域の広い歌を歌うためには、

この両方を脳でコントロールして
いかなければなりません。


現代のような速いテンポの時代を
生きていると、

無意識に意識のスピードが速くなり、
ゆっくりと意識を流せない人の方が
多いかと思いますので、

逆にスローモーションで歌う様な
イメージ練習も取り入れると

脳のコントロールの練習になり、
効果があると思います。


また、短い音符は脳を早く動かし、
長い音符は脳をゆっくり動かしながら、
曲を歌ったりするのも

良いトレーニングになります。


忙しくなると
どうしてもせっかちになってしまいます。

今までと同じ出し方をしているのに、
急に声が出なくなっている時は、

この様な事も疑ってみると
良いかもしれません。

発声はテクニックだけではなく、
自分の脳も関係しています。


アドバイス 目次
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