印象に残った様々な校長室
小・中学校でのスクール公演の為に 学校を訪れると、 まず校長室に通されます。 そこで、校長先生、音楽の先生と、 軽い打ち合わせを行い、 その後、会場準備の為、 体育館へ移動します。 たくさんの校長室を拝見しましたが、 印象に残った校長室の話を 書きたいと思います。 校長室には、 学校のスローガンが貼ってあったり、 生徒数の推移のグラフ、 そして、歴代の校長先生の顔写真が 並んでいるのですが、 栃木県のある学校では、 歴代のPTA会長の写真が 全面に飾られ、 校長先生の写真が 全くなかった学校がありました。 その時は、何かその地区での力関係を 見せつけられた様な気がしました。 また栃木県の別の学校では、 通された校長室に窓が全くないので、 不思議に思い、 校長先生にお尋ねすると、 「もともとこの部屋は、 書庫だったのですよ。 ただ、先生方が増えてしまったので、 自分の部屋を皆さんに提供して、 私はこの書庫を 校長室にしているのです。」 とおっしゃる、気の弱そうな 校長先生もいらっしゃいました。 とても暗く狭い部屋でしたので、 少しかわいそうな気がしました。 山口県のある小学校では、 校長室に、 たくさんの珍しいおもちゃが 置いてありましたので、 質問をすると、 「お昼休みに、校長室を解放して、 子供たちに、気軽にここで 遊んでもらっているんですよ。 みんな可愛いですよ。」 と優しい表情でおっしゃっていました。 素敵なおもちゃが揃っていました。 鹿児島市では必ず、 西郷隆盛の写真と 「敬天愛人」 という言葉が飾られていました。 山口県では必ず、 吉田松陰の像が出迎えてくれました。 確か、萩市の松陰神社の横にある学校が、 一番多く飾られていたと思います。 その地区の偉人を誇りに思い、 尊敬するのは、 とても大事なことだと思います。 教育は大事です。 長年、学校公演をしていて感じたことは、 校長先生の雰囲気が、先生方に伝わり、 それがまた、子供たちに伝わっていく。 校長先生にお会いすると 大体、子供たちの雰囲気が わかりますので、 校長先生という仕事は、 とても重要だと思います。 思い出 目次
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