No.33 岩手県での演奏旅行② バリトン歌手・合唱指導者佐野正一

目次

2013年 岩手県 県北での公演

『オペラってなあに?』岩手県公演
2013年~2015年の三年間(約30校)

2004年~2006年の三年間かけて、
岩手県の小中学校をまわったのですが、
それ以来の岩手県公演となりまた。

再び訪れた町も多く、
とても懐かしかったです。

2013年は、県北を中心に

二戸市軽米町、八幡平市、
九戸村、洋野町、久慈市、
一戸町、葛巻町、岩手町、

と演奏をしました。


子供たちは皆さん純真で可愛く、
私たちの演奏にも熱が入りました。

前回同様、岩手県の食べ物は美味しく、
今回もたくさん堪能をしてきました。

二戸市で食べた「短角牛」は、
まだ全国的な知名度は低いようでしたが、

脂が少なく身体に優しく、
とても美味しい牛肉でした。

特に山形村の短角牛が有名だそうで、
東京に戻ってからも味が忘れられず
取り寄せたりしました。

洋野町の種市の牛乳瓶に入った生うには、
あまりに美味しそうでしたので、
我慢できずに買ったお店の前で、
みんなでスプーンですくって食べました。
上に写真として載せました。

2013年度上半期のNHK朝の連続テレビ小説
「あまちゃん」
で一躍有名になった久慈市は、

どこに行っても、
「あまちゃん」のポスターが貼ってあり、

休日ともなると観光客で
ものすごい賑わいだそうで、
町中が盛り上がっていました。

2014年 岩手県 奥州市、西和賀町

2014年の奥州市、西和賀町公演は

私にとっては、
ほとんどが二回目のホールでしたので、
とても懐かしかったです。

そして、今回は特に、
ゲスト出演の先生方のノリが良く、

舞台と会場が一体となり、
とても楽しい公演が続きました。

西和賀町ゆだ文化創造館「銀河ホール」から見える、
「錦秋湖」は今回もとても美しかったです。

江刺の蔵町モールでは、
急に雨に降られてしまい、
身動きが取れなくなってしまったのですが、

目の前の和菓子さんに入り、
お茶と美味しい和菓子を食べながら、
みんなで雨宿りをしました。

2014年 岩手県 遠野市、一関市、平泉町

花巻駅から風景の素晴らしい釜石線に乗り
遠野駅に到着すると、

駅前は前に訪れた時よりも
より素敵になっていて、
河童や、座敷童たちが出迎えてくれました。

前回食べることができなかった、
名物のジンギスカンを食べることもでき、
とても元気になりました。
 
一関市では、蔵元レストラン世嬉のへ行き、
何種類もの地ビール、自家製ソーセージ、
アイスバイン、もちフォンデューなどを
堪能してきました。

素敵なレストランでした。

平泉小学校の前に毛越寺がありましたが、
今回は、観光する時間は取れませんでした。

2015年 岩手県 三陸海岸沿岸部

2015年は、岩手県沿岸部を回りました。

盛岡駅から車で二時間かけて、
日本三大鍾乳洞「龍泉洞」で有名な
岩泉町「龍泉洞の水」でも有名です。
自然に恵まれたとても美しい町でした。

話題の岩泉ヨーグルトもいただき、
皆さんにとても良くして頂きました。

隣町の田野畑村市の
アズビィホールでの公演は
10年ぶりになりました。

ホールの空いている土地に
仮設住宅が並んでいましたが、

教育委員会の方が、
岩泉町、田野畑村市とも
順調に復興をしていると仰っていました。

岩泉町での公演後、
宮古市、田老地区、
山田市、大槌市と南下し、
釜石市に向かいました。

2015年 岩手県 釜石市 

釜石市も10年ぶりでしたが、
その時に演奏した釜石市民会館は、
前回、客席の子供たちが立ち上がり、
振り付きで一緒に歌ってくれたホールです。

津波の影響で使用できなくなり、
その場所は更地になっていました。

とても寂しかったです。

宿泊したホテルは、
まだ開館して一、二年のホテルで、
宿泊客の9割は復興工事の関係者でした。

靴に付いた土を
ホテルに持ち込まないようにするためか、

入り口に下駄箱があり、
スリッパに履き替えて入る形に
なっていました。

朝の6時に大浴場に行くと
多くの方が入っていて
(女性のお風呂はガラガラだったそうです。)、

朝食会場も6時台は
作業服を着た方々で満員でした。

有名な「呑ん兵衛横丁」は、
場所を変えてプレハブで
営業をしていましたが、

復興工事関係者の方々で、
とても賑わっていました。

また、仮設住宅とは別に、
あちらこちらにプレハブの
アパートの様な住宅がありましたが、

企業の社員の方々が生活していると
いう話でした。


釜石市での夕食は、
新鮮なホタテ、ハマグリ、サザエ、
いかゴロホイル焼き、カニのみそ甲羅、
等を焼いて食べました。

素材が新鮮なので、
至福の時間を過ごすことができました。

2015年 岩手県 大船渡市、陸前高田市、大槌町、山田町、田老地区へ

その後、大船渡市、陸前高田市、
大槌町、山田町、田老地区へ
行ったのですが、

前回、泊まったホテルや駅は
全て流されてしまったため、

瓦礫は排除され、
何もない状態になっていました。

宿泊したホテルは、釜石市同様、
復興工事関係者の方々で満員でした。

皆さん、努力をしているのですが、
復興には、まだ時間が掛かりそうでした。


ただ、全国からのご厚意は、
たくさん届いているようで、

私たちを送り迎えして頂いた車も、
AKBからの寄贈のワゴン車でしたし、
(AKBUSと大きく書いてありました。)

他にも、パチンコ屋さんからの
寄贈のワゴン車もありました。

体育館には、卓球台の寄贈、
昼食時に出していただいたお手拭きは、
日本全国からの寄付らしく、
色々なお店の名前が書いてありました。

また、ある中学校の校庭が
仮設住宅になってしまい
使えなくなってしまったのを聞いて、

有名なプロ野球の元左腕のピッチャーが
(今監督しています。)
グラウンドを寄付して下さったそうです。

世の中には素晴らしい方々が
たくさんいらっしゃいます。

私たちも、それぞれの可能な範囲で
応援をして行きたいと思いました。
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