No.7 アンテナを立てる バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

No.7 アンテナを立てる

アンテナを立てる

自分に欲しいものが出来ると、
どこにいても、それに目が行きます。

たとえば、自分の家の庭を
素敵にしたいなと思ったら、

道を歩いている時、

その周りの家の庭が
どんな風になっているのだろう

と目が行きます。

いわゆる庭にアンテナが立つわけです。


オペラの稽古でもそうです。

何か、自分が吸収したいと思っていると、
いつもアンテナが立っていて、

指揮者、演出家、共演者から、
たくさん得ることができます。

プロの皆さんは、
たくさんアンテナが立っています。

単に怒られないようにしよう、
捕まらないようにしようと、

自分の事だけ考えていると、
アンテナは、絶対立ちませんし、

吸収できないわけですから、
何度も何度も、同じ事を繰り返し
言われることになります。

しまいには、教える側も
面倒臭くなりますから、
言われなくなります。

本人次第なのです。


同じものを見ても、レベルによって、
見えるものが違ってきます。

満足しないで、欲しがることです。
アンテナを立てましょう。

ただ惰性で練習場に行くのではなく、

ちゃんと、アンテナを立てて稽古に行くと、
とても良い稽古場にもなりますし、

良い本番が出来るのではないかと思っています。

お客さん相手の仕事です、

お客さんがいる事を意識して、
いつも、稽古をしていきたいものです。


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