金メダリストも行ったトレーニング 一本下駄で支えを作る

一本下駄で支えを作る

私は、支えは不安定さから生まれる
と考えています。


人工的に不安定さを作る為に、

「一本下駄」

を使って、自分でもトレーニングをし、
生徒の指導もしてきました。

よく勘違いするのですが、
歌う時に、支えようとして身体を止め、

筋肉を固めてしまう発声は、
逆に声が出なくなります。


柔軟な重心移動と、強い体幹作ることが、
歌手にとって、とても大事な事なのです。


TVの番組で、
一本下駄を使って指導している
古武術家の甲野善紀さんを観て、

同じ考え方を持ってい人がいるんだと思い、
確信を得ましたし、


近年では、

スピードスケート女子500mで
五輪新記録を出し金メダルに輝いた

「小平奈緒」選手が

体幹の為のトレーニングで

「一本歯下駄」

を使用していると話題になりました。

※私が使用しているものより、かかとが短く、
特別の形をしていました。


この不安定の考えは、
身体の問題だけではなく、
心の問題にも共通しています。


不安定な時は、
いつも危機感を持っていて、
動物的な勘や生命力が上がり、

逆に、安定すると、
安心して、心が動かなくなり、
歌が面白くなくなる方も多いです。


三宅裕司さんが対談で、

「劇団員の生活が不安定で、
 かわいそうなので、

 頑張って給料制にしたら、

 とたんに、芝居が
 面白くなくなってしまったんですよ」

と嘆いていました。


しかし、最低ラインの財力もないと
続けられない分野でもあります。


私は、長い歌い続けるには、

意識的に、この不安定という考え方を
一つのテクニックとして使っていくのが
良いと思っています。


試しに、

バランスボール

バランスボード

も試してみましたが、
こちらも効果があると思います。

興味がありましたら、
色々と試してみてください。



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この記事を書いた人

コロナウイルス禍の中、
発声方法を中心にしたサイトを
立ち上げました。

こんな時期ですから、
独学でできる歌の勉強を
してみませんか?

長年の経験を生かし、
全力で応援します。

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