舌根の力みを取る練習 Zの練習応用編 喉に手を置いて歌ってみよう

舌根の力みを取る 応用編

舌根の力みを取る 応用編

私達日本人は、
舌根(舌の根っこ)に力を入れ、
話す傾向にあるため、

声の響きが、固い舌根に吸収され、

鼻腔や骨に伝わる響きの量が
減ってしまいます。

イタリア語、英語、ドイツ語の
言語の周波数は2000HZ以上なのに対し、

日本語の言語の周波数は、
1500HZだそうです。


そこで、舌根の力みを、
トレーニングで緩めていくと、

それだけで、
鼻腔や骨に伝わる振動が増え、
響きが増えてきます。


基本練習として、
ご紹介しました、

NO.1 Zの練習
No.2  THの練習

は、舌根の力みを取るのに
大変に効果があります。


ここでは、
その応用編も載せたいと思います。


Zの練習 

喉に手を置いてやってみましょう。


効能

響きに敏感になってくる
息の流れがスムーズになってくる
声のコントロールを身体が覚えてくる。

解説

喉に手を置いて、
ZZZで声を出してみてください。

喉が振動しているのが、
手に伝わってくると思います。

音を聴くのではなく、
振動を感じてください。

響きの正体は振動です。

息を吸い、一定の速度で均等に息を吐いて
ZZZで声を出していくと、

声帯からの振動を感じやすくなり、
声と息のコントロール練習になります。

これをしながら、Zでの発声練習をしたり、
曲を歌っていくと、良い練習になります。

ただ、顎に力が入り堅くなると、
思うようにZを歌えませんので、
気を付けてください。


また、歯と歯を合わすか合わさないか位で
ZZZと歌っていくと、

おなかへの負担がより多くなり、
支えの筋肉訓練にもなります。


また、高音になった時、手に喉の振動を
感じなくなりますが、

それは、振動の響きが、
顔や頭の方に移っていき、

喉のあたりの振動を感じることが
減ったためです。


「a」の空洞を意識しながら
ZZZで声を出すと、
響きがまろやかになります。

「i」を意識した場合、
両頬が上がった状態での
Zになりますから、

響きは、顔の上部に良く振動し、
明るくなってきます。


顔の筋肉を意識して、
色々な場所に固さを作ると

振動(響き)は固い場所に集まるため、
顔の固めた場所へ移動します。

十分に、振動の移動を
感じることが出来ましたら、

その後、喉から手をはずし、
このときの感覚を保ちながら、
母音で練習をすると

響きに対して、より敏感に
歌う事ができるようになっていきます。

基礎編のZの練習をマスターした人は、
是非、この応用編も試してみてください。


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