No.12 青森県 黄金崎不老ふ死温泉 バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

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青森県深浦町 黄金崎不老ふ死温泉

青森県深浦町 不老ふ死温泉
青森県深浦町 不老ふ死温泉

青少年劇場巡回公演
「マーシャル727」の
青森県公演の時のお話です。

羽田を14:50発の飛行機に乗り、
青森空港に向かったのですが、
霧で降りるとができず、
羽田に引き返してしまった事があります。

仕方がないので、電車で行くことになり、
冷たいトンカツ弁当を食べながら
新幹線で盛岡まで行き、
(まだ、新幹線が盛岡止まりでした。)

その後、東北本線に乗り換え
青森に着いたのは23:59でした。

さすがにみんなくたくたでしたので、
ホテルに早く行って休みたいと
思っていたのですが、
タクシーに乗って行き先を言いますと、

運転手さんに

「2時間はかかりますね」

と言われてしまいました。

ぐったりしながら、
大きな旅館に着いたのは、
夜中の2時過ぎ、

とても不機嫌な従業員に迎えられました。

それでも一風呂浴びて休みたいと
お風呂の時間を聞くと、

大浴場が掃除の時間で使えず、

女性の部屋は洋間で
お風呂は付いていますが、

男性の部屋は和室で付いてない
とのことでした。

ただ、海の方に歩くと、
露天風呂がありますよ
と言われましたので、

男性三人で行くことにしました。


薄明かりの中、歩いていくと、
ひょうたん型の露天風呂が
波打ち際に見えてきました。

予想以上の
素晴らしい露天風呂に感動しました。


空を見上げると、月明かりの中、
細かい雲が速いスピードで動いています。

目の前には、日本海が広がり、
水平線には、イカ釣り漁船の明かりが
たくさん見えました。

温泉は塩の味がしました。

そこは、

深浦町にある有名な不老ふ死温泉

というところでした。

その景色を見ながら
温泉に入っていると、

今日はついていないと思っていたことが、

実はこの時間に、
この露天風呂にはいるための
運命だったのかな
と勝手に解釈し、

とてもよい気分になってきました。

実は、入って良いのは日没までで、
料金もかかったみたいなのですが、
知ったのは何年もたってからですから、

時効ですよね。

この深浦町の不老不死温泉は、
雑誌に載っていたり、

JRの宣伝で駅にポスターが
良く貼ってありましたので、

それを見かけると
あの日のことを思い出します。

結果して、
とても良い思い出の一ページと
なりました。

もう二度とこういう体験は
できないと思います。

不老ふ死温泉の情報はこちら

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青森県深浦町 不老ふ死温泉
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