No.28 大分県 玖珠町 童話の里 バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

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大分県 玖珠町 童話の里

公演後の合唱指導風景
大分県 玖珠町 童話の里

昔、とても忙しく本番が続いている月があり、
その最後の締めくくりとして、

大分県の玖珠(くす)町に
歌いに行った時のお話です。

この月の演奏会は、初めての曲ばかりで、
暗譜に追われ、

やっと歌い慣れた曲での
演奏会になったという安堵感からか、
大分空港をおりた瞬間に、
猛烈な胃痛が襲ってきました。

本当に身体は正直です。
脂汗が出るほど痛かったです。


町に着くと、
なんと道路には
「ようこそ、マーシャル727という
横断幕がありました。

この演奏会は、
月曜から金曜日までの午前と午後、
ホールに、この地区の小中学生を集めて、
毎回、演奏会を開き、

最終日の金曜日だけは、午後の代わりに、
夜に、一般のお客さんを対象にした
演奏会を開きました。

途中、生徒対象の公演の時は、
何度か中学校の生徒を対象に
合唱指導も行いました。
玖珠町 伐株山(きりかぶやま)より玖珠町の風景
この土地にはたくさん美味しいものがあり、
楽しみにしていたのですが、

「今から天然の鮎を食べに行ってくるから」

と楽しそうに出かけていく、
他の出演者を横目で見ながら、

毎日、おかゆと、うどんを食べていました。

胃が痛いと、お腹にも力が入りませんので、
演奏中も何度か辛いことがありました。

ただ、宿泊した、
「シャインホテルくす」という
ビジネスホテルの屋上には、

町が一望できる、
見晴らしの素晴らしい露天風呂があり、

とてもリラックスすることができ、
日に日に胃痛が少なくなっていきました。

従業員の皆さんもとても親切でした。


最終日の一般のお客様の為の演奏会は、
このホール始まって以来の観客数になり、
係の方々は大喜びをしていました。

お話を伺うと、
毎日代わる代わる聴きに来ていた子供達が、
家に帰ってとても楽しかったと親に話し、

その親御さんも
子供と同じ体験をしたいという思いがあり、
たくさんの方が聴きに来て下さったそうです。

歌手にとって、とてもありがたい事です。

こういう話を伺うと
毎回の本番を大事にしなければと
気が引き締まります。

胃痛に悩まされた演奏旅行でしたが、
とても玖珠町は良い町でしたので、

いつか体調の良い状態で遊びに行き、
今度こそ天然の鮎を食べたいと思っています。

わらべの館について 童話の里 玖珠町より

日本のアンデルセンといわれ、
86年の生涯を童話一筋にかけ、
全国の子どもたちに夢を与え、
おとぎ話を語り続けてきた
久留島武彦先生(1874~1960)
この地に生まれ育った人です。

わらべの館の正面には、
先生の口演童話50年の歩みを記念して、
昭和25年に世界一の童話碑が建設され、

テーマに童話の里づくり運動に発展し、
次代を担うこどもたちが国際感覚を身につけ、
平和で教養豊かに成長するようにと願いを込めて、
昭和59年度に建設されたのが「わらべの館」です。


久留島武彦先生は、私が長年活動している
日本青少年文化センターの初代会長です。
久留島武彦記念館 写真提供:おおいた風景写真集
音楽活動の思い出へ

この記事を書いた人

コロナウイルス禍の中、
発声方法を中心にしたサイトを
立ち上げました。

こんな時期ですから、
独学でできる歌の勉強を
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長年の経験を生かし、
全力で応援します。

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