よくある質問 5(No.21 ~ No.25)バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

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よくある質問 5 (No.21 ~ No.25)バリトン歌手・合唱指導者 佐野正一

No.21 高い音がファかファ#ぐらいが今の限界です。

今二十歳で、趣味でギターをやっていて、
最近真剣に歌を歌うようになりました。

高い音がファかファ#位が今の限界です。

もっと、ラとかシぐらいまででたら
すごい嬉しいのですけど?
高音は、トレーニング次第で
だんだんと出るようになってきます。

声の質を聴かないと
はっきりしたことは言えませんが、

ファかファ#で声が出なくなるのは、
バリトンの声帯を持っているのだと思います。

無理やり高音を出そうとすると、
喉を痛めやすいので、
無理はしないでください。


バリトンの声帯で、ファから上を出すには、
テクニックがいります。

ひと作業必要なのです。


なかなか言葉では言い表せないのですが、
一つアドヴァイスを書いておきます。


中声区と同じ形の母音で歌うのではなく、

高音に行くにつれて、顎の力を抜きながら、
どんどん口の中の形を変えて行ってください。

息は吐き出さず、
吸い込む方向に流します。

すると、頭声が強くなってきますので、
自分の耳に聴こえてくる音の感覚も
中声区の声とは違ってきます。

声が小さく聴こえてくるかもしれません。

その変化を嫌がらずに練習していくと
息が回り、高音が出しやすくなってきます。


声帯へのアプローチや、響きの事など
色々とやらなければならない事が
たくさんありますが、

取りあえず、この方法を試してみて下さい。

決して、力任せに歌わないことです。


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N0.22 「歌う」と言うのは「喋る」の延長線上にあると考えて良いんでしょうか?

「歌う」と言うのは「喋る」の延長線上にあると考えて良いん
でしょうか?
普段の声をそのまま大きくすれば「歌う」になるんでしょうか?
基本的にはそうだと思うのですが、

ただ、日本語でそのようにしていくと、
声が詰まってきてしまいます。

声楽という、西洋の声の出し方の場合、
喋り方を西洋の方法で行わなければ、
上手く歌うことはできません。

たとえば、ヨーロッパといっても、
様々な国、言葉、文化がありますが、

日本語とのもっとも異なる共通の特徴は、

子音と母音を分けて
話しをしていることです。

ですから、外国人が、
日本語を話しているように、

子音と母音を分け、

子音の位置
(Lを発語するなら必ず舌がLの位置)
を同じにして、

母音を長めにしながら話して、
練習して行くと

『歌う』につながっていきます。

「らりるれろ」
「Laa Lii Luu Lee Loo」
の違いです。


日本人の感覚としては、
大変違和感がありますが、
遊びだと思ってやると楽しいですし、

結果、声が出しやすくなり、
言葉もはっきりしてきます。


日本語の使い方である
子音と母音を分離しないで、

母音を止めて歌っていくと、

すぐ喉を痛めますから
気を付けてください。


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No.23 練習前の発声練習方法を教えてください。

私の合唱団では団員だけで
練習前の発声練習を行っています。

練習はどのように
進めていけばよいのでしょうか??〜
私の場合は、

①リラックス体操

②舌と顎、胸の力み取りながら声を出す。

③舌や唇のトレーニング

が練習前の発声の三つの柱となります。


必ず、十分なリラックス体操をしてから、
発声へと移ります。

ウォーミングアップをしない
運動選手はいません。

身体がほぐれていない状態で、
声を出すと喉を痛めます。



そして、舌と顎、胸の力みを取りながら、
声を出していきます。

・Zの練習

・THの練習

・顎を横に動かす練習

・実声と裏声を交互に行う練習

・胸の上げ下げ


この力みが取れるだけで、
息の流れも良くなり、

声が響いて、きれいになってきます。


よくほぐれた後、今度は、
舌や唇、表情筋のトレーニングを行い、

筋肉を動きやすくして、
歌詞を言うための準備をします。

10の発声方法 参照


ここまでしておけば、
歌う準備はOKです。

心から音楽を楽しんでください。


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No.24 うちの合唱部は、大きな声が出ません。

うちの合唱部は、大きな声が出ません。
何か良い方法があったら教えてください。
声を大きくしたいということですが、

大きくするというよりも、
響きを増やしていくという考えの方が、
良いと思います。


響きを増やすために、まず行う事は、

顎の力を抜き、
唇や、舌をよく使って歌うことです。

母音だけでの発声練習では、

顎の力を抜いたりすることだけで、
響きが増えてきます。

しかし、歌詞がつくと、

途端に声が出しにくくなり、
響きがなくなってしまう方も
多いかと思います。


解決方法としては、

外国人が日本語を喋るときのように、

子音と母音を分け、
唇や、舌を使って歌詞を発音しながら
歌っていくと、言葉にも声にも
響きがついてきます。


10の発声方法 基礎編に載せてある練習を

地道に行っていくと、
その為の基礎訓練を行う事ができ、

結果、徐々に声量が上がってきますし、
声もしっかりしてきます。


また、意識が止まると息も流れなくなり、
声が出にくくなりますから、

息を流すために、両手をこすりながら、
声を出しても声量が上がります。


もちろん、声を燃費良く響かせるために、
顔の共鳴(鼻腔共鳴など)を
意識する事も大切です。

トレーニングすれば、
どんな人でも声量がアップしてきます。


大きい声を出そうとして怒鳴って歌うと
喉がやられてしまいますから、

必ず、響きを意識して練習をして下さい。



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